Librariumとは?

Librariumは、書籍間の関係性を描き出す共有型のアーカイブです。ある本が与えた影響や、別の物語への派生、時を超えて響き合うテーマ。一冊の本から拡がる豊かな読書体験を、グラフ構造で可視化します。

書籍間のつながりは、書誌学の学術フレームワーク(FRBR, Dublin Core, RDA, Tillett分類, CiTO, Genetteの間テクスト性理論)を統合して設計された4カテゴリ・19タイプの分類体系で表現されます。

使い方

1
書籍を本棚に追加する
「ホーム」画面で書籍を検索して、本棚に追加しましょう。
2
つながりを記録する
「ホーム」画面で書籍をタップして「つなげる」から書籍間の関係を記録しましょう。記録したつながりは、コミュニティに申請し、承認を得ることで、「探索」画面に追加されます。
3
つながりを育てる
「探索」画面では、各種データベースやユーザーから申請されたつながりをもとに、書籍間の関係性を広大なグラフで可視化します。

リンクの種類

参照 Reference

ある著作が別の著作を明示的に参照している関係。引用や文献リストなど、テキスト上で確認できる直接的なつながり。

分類説明イメージ
直接引用
Direct Citation
本文中で他の著作の一節を直接引用している関係。学術書の引用、文学作品の一節の再掲、思想家の言葉の引用など。ある著作が別の著作の特定箇所を参照していることを示す。
参照元参照先
エピグラフ
Epigraph
章や作品の冒頭に、別の著作から引用された一節が掲げられている関係。作品のテーマや雰囲気を暗示するために用いられる。
参照元参照先
文献リスト
Bibliography Entry
参考文献リスト・巻末文献に掲載されている関係。直接引用はないが、執筆に際して参照された著作。
参照元参照先
派生 Derivation

ある著作から別の著作が生み出された関係。翻訳、改訂、シリーズ続編など、元の著作を起点として派生した著作群。

分類説明イメージ
シリーズ・続編・前日譚
Series / Sequel
同一の物語世界や主題を共有するシリーズ作品。続編、前日譚、スピンオフを含む。グラフ上では六角形のタグノードでグループ化される。
アンソロジー収録
Anthology Inclusion
短編や論文がアンソロジー・選集に収録されている関係。個別の著作がより大きな編集物の一部となっている。
参照元参照先
改訂版
Edition / Revision
同一著作の新版・改訂版・増補版。内容の更新や修正を含む別エディション。
参照元参照先
翻訳
Translation
ある言語から別の言語へ翻訳された関係。原著と訳書をつなぐ。
参照元参照先
翻案
Adaptation
原作を別の形式や文脈に作り変えた著作。小説の映画化脚本、舞台版、児童向けリライトなど。
参照元参照先
要約版
Abridgment
原作を短縮・要約した版。エッセンスを保ちつつ分量を減らした著作。
参照元参照先
注釈書
Commentary
原著に対する注釈・解説を主目的とする著作。学術的コメンタリー、読解ガイドなど。
参照元参照先
応答著作
Response Work
既存の著作に対する反論、応答、対話として書かれた著作。
参照元参照先
補遺
Supplement
既存の著作を補足する追加資料。付録、索引、別巻資料集など。
参照元参照先
影響 Influence

方法論・理論・文体・構造の面で影響を与えた関係。直接引用はないが、読めばわかる知的な継承。

分類説明イメージ
方法論的
Methodological
研究方法やアプローチの面で影響を与えた関係。ある著作の調査手法や分析フレームワークが別の著作に取り入れられている。
参照元参照先
理論的
Theoretical
理論や概念の面で影響を与えた関係。ある著作の理論的枠組みが別の著作の基盤となっている。
参照元参照先
文体的
Stylistic
文体・表現技法の面で影響を与えた関係。語り口、散文スタイル、修辞技法の継承。
参照元参照先
構造的
Structural
作品の構造・構成の面で影響を与えた関係。章立て、物語構造、論理展開のパターンの継承。
参照元参照先
共鳴 Resonance

直接的な影響関係がなくても、テーマやモチーフが響き合う関係。時代や文化を超えた共鳴。

分類説明イメージ
テーマ的
Thematic
同じテーマや問題意識を共有している関係。直接的な影響関係がなくても、扱う題材やメッセージが響き合う著作。グラフ上では同心円のタグノードでグループ化される。
モチーフ・元型
Motif / Archetype
共通のモチーフや元型(アーキタイプ)を持つ関係。旅の物語、変身譚、二重人格など、文学的な原型を共有する著作。

本と本のつながりがつくる生態系を楽しみましょう。